偶然の再会

 この間、ある出版社の新企画商品の説明会に行った。
 
 多くの書店員が集まる中、この出版社の営業社員とある書店の外商担当が、同じ量販店の元同僚だったらしく、偶然の再会で盛り上がっていた。



 いくつもの店を渡り歩いてきた強者書店員も多い。
 戦国時代、仕官口を求めて渡り歩く武士のようなしたたかさを感じた。
 様々な理由で出入りを繰り返しても、やはりこの仕事に拘っている姿に共感できる。

 毎日が綱渡りのような、なんとも危うい商売だけれども、なんとか食らいついていきたい。