新幹線新駅、予算執行中止へ 新滋賀県知事が明言 朝日新聞関西7/3

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200607030047.html
新幹線99の謎―知ってるようで知らない意外な事実 (二見文庫)

県や地元自治体は新駅の経済効果を強調してきた。新駅の着工式で配られた市民向けの冊子には、住宅や企業の建設効果は10年間で6426億円、消費・生産効果は1年あたり3770億円――などと明るい見通しが並ぶ。税収増を見込み、新駅への投資分も「10年後には回収できる」としている。

 美味しい話は、それぞれの地肌で感じられないと、みんなついてこない。
 一部の人間だけでなく、全員が本当の意味で美味しいんだ、という説得を怠った結果のように思う。


 全国の彼方此方で公共事業の「明るい見通し」が破綻し、自治体の借金が膨らんでいる現実からすると、例外は少ない。


 環境問題もさることながら、一部の美味しい思いをする人間への嫌悪感が渦巻いているような気がする。