『ダ・ヴィンチ・コード』文庫版、「初版配本ゼロ」が多数 2006/04/11全国書店新聞

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫) 僕の生きる道 (角川文庫)

http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=5010
角川書店が3月10日、『ダ・ヴィンチ・コード』文庫版(上・中・下)を初版各60万部、合計180万部発行し、書店223法人・4500店舗で責任販売制を20年ぶりに導入。500万部を目指す――との新聞報道を受けて、東京都書店商業組合は3月20日、全組合員を対象に初版配本状況について緊急アンケート調査を実施。

この結果、配本ゼロの書店が多数にのぼったことが明らかになった。<中略>
配本部数ゼロの書店からは「あきらめている」「角川のパターン配本はランク外のため注文のみ」「条件を平等に提示せず、特定の大型店にのみ配布しての半独占販売方式は平等の原理に反する」「お客様から多数の問い合わせがあり、版元に注文しても届かず、たいへん困っている」などの声があがっている。

 当店は『ダ・ヴィンチ・コード』文庫版の配本が「何かの間違い」であったけれども、こんなことは当たり前の世界。

 
 新聞等の広告を見て来るお客様の多くが、
「どうして広告が出ているのに本がないの?」
と、不満を漏らす。

 「ショボイ店」には期待できないという空気が蔓延。
 責任販売制などこれからどんどん論議され、導入されていくだろう。
 首を洗って待つとともに、「ボクの生きる道」を考えなくては。