「つくる会」教科書、栃木・大田原市が採択http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050713it02.htm

委員会終了後に記者会見した小沼隆・市教育長は、同社の歴史教科書を選んだ理由について、「バランス良く構成されていて、日本史全体の流れと各時代の特色が分かりやすい。文化史を重視し、日本文化に対し、誇りと愛情をはぐくめるような内容となっており、国際関係の理解にも適切であると考えている」と述べた。

扶桑社教科書、大田原で選定 教師の意見決め手(栃木)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20050713wm00.htm 

「騒ぎになるのは覚悟している。でも、子供たちのためにしっかりと選びたい」――。

歴史では、「文化史が丁寧にかかれている」「最も指導要領に基づいている」などとした調査員会の報告を基に扶桑社の教科書を選定。公民についても、「義務と権利について分かりやすく記されている」などとした調査員会報告を踏まえて、同社の教科書を選んだ。いずれも満場一致だったという。

 明らかに騒ぎになることを想定して、あえて先駆けとなることを選択した大田原市教育委員会
 自然の流れでの採択と強調しているようだが、かなり確信犯。
 それほど「全国初めて」という手柄が欲しいのか?

 報道攻勢への対策は整っているのか、この決定に伴う騒ぎで生徒の「生活、学習」に影響は出ないのか。
 生徒の立場から見れば、それほど違いがあるとは思えない教科書を巡る騒ぎの代償は大きい。覚悟はあるのか。