「電車男」は続くよ どこまでも
映画公開とともに売れ行きも加速。
コミックも加わって、もうすっかりベストセラーの主役に。
掲示板から派生した文学、という認識だけでは追いつかなくなって、ちょっと戸惑っている。
いわば「オタク」のメジャー化、市民権強化の象徴のようにだんだん思われてきた。
これからは、より「オタク」の影響力が大っぴらに世間一般的に強まるだろう。
今までちょっと恥ずかしい、ちょっとモテナイ存在が堂々と消費市場でも主役を張る時代になった。
「オタク」に限らず、「ゲイ」「SM」などのアンダーグラウンドな存在が、これからどんどん地表で市民権を獲得し、世間一般から認知され、ちっとも変じゃなくなる日も近い。
そうなると価値観も様々になって、いろいろな人間が生き易い世の中になるかも。
市場でも「欲しい物がない、買う物がない」状況から、「よりマニアックな商品が出回る」状況となり景気も良くなるだろう。