大河義経「情と理」

 新しい「この国のかたち」を模索する頼朝と政子。
 それに違和感を覚える義経

 史実とは、かけ離れすぎているようにも思える描写だけれども、ある一面をドラマとして分かり易い形「情と理」に集約している。

 今後も「情と理」を軸に展開していくのだろう。
 悲劇の典型として、泣ける場面を如何に演出できるかが勝負だと思う。

 視聴者の多くは話の筋を知り尽くしている中高年だ。泣き所を待っている。
 期待を裏切らないようにしないと。
義経千本桜―歌舞伎の名舞台 (淡交ムック)幻想 安宅の関―『勧進帳』に夢を見た義経と静御前・二人の「その後」―各地に残された生存伝説は何を語るのか (PHP文庫)

 そしてギャグは中高年にも分かり易いベタなものでないと。*1
 大河新選組を批判した層は、そのギャグがきっと「意味がわからない」、「笑えなかった」、「ふざけている」という理由だったと思う。

 

*1:弁慶の力自慢、カニの物まねなど