2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

同窓生の退職

配達で廻っている得意先企業の中間管理職で、高校の同窓生が突然3月31日で退職した。挨拶に来たとき、いままで20年近く贔屓にしてもらい、たくさん本を買ってもらった思い出が走馬燈のように駆けめぐり思わず涙がこぼれてしまった。 仕事上のつきあいだ…

辞書の販売

広辞苑など多くの紙の辞書が電子辞書になっている。 電子辞書は使い勝手も良いし、多くの面で紙の辞書を凌駕している。 学習や調べものの用途では断然効率もいい。高校生以上には電子辞書が必携だろう。但し小中学生は、まだ紙の辞書の方がいいか。 書店とし…

「あるある大事典」6巻

がやっと出版されたが、反響いまいち。 5巻くらいまでは、かなり問い合わせがあって売れていたけれど。放送も終わっちゃったし。栄華を極めた本だけに、ちょっとさびしい。 「トリビアの泉」はまだけっこういけてる。 ベストセラーの紹介は多いけど、ワース…

どうした週刊文春

今週号の週刊文春は大幅に部数増。先週の余韻を引きずって、引く手あまた。と思いきや全然動かず。ウチの店だけ? みんな冷めるの早すぎ。 ここに3月17日「こんなネタ捨ててしまえ。引きずるな」と書き込んだけれど、拍子抜け。 今週の方が読み応えあるぞ。

配達

周辺の書店が配達をやめていくので、件数が相対的に増えつつある。 コンビニや大手書店チェーンもやらないし(割に合わないよね。)、ライバルはネット書店になる。ネットの方が速いし便利。雑誌の細かい対応だけが、こちらにアドバンテージありか。 そして…

教科書販売

高校の合格発表も終わり、入学準備の時期になった。 高校教科書を売っているが、例年のごとく買いに来ない。授業が始まって必要に応じて買いに来るつもりらしい。合理的といえば合理的。 しょっぱなから親と連れ立って買いに来る新1年生もいるにはいるが、圧…

薄型・大容量の「電子書籍」端末 ソニー、4月発売

ソニーは24日、インターネットを通して配信される「電子書籍」を読む専用端末を4月から発売する、と発表した。新書より一回り大きい薄型で、単行本約20冊が記録できる容量を持つ。端末を持ち歩くだけで、何十冊分の本をどこでも読める。 「電子書籍」は…

いまナンパーセント

*消費税の表示 盛んに値札の付け替えが行われているが、なにか変だと思う。 総額表示といっているが、消費税上げのための「地ならし」としか思えない。 別に集められた消費税がまともに役に立っていれば、反対するつもりはない。 紛らわしい表示は消費者の…

ハルウララ

当たらなくて人気が高い競走馬ってどうなんだろう。 ふつう逆がもてはやされるのに。 好成績をあげて、売り上げを伸ばす商売の法則を信奉してきただけにショックだ。これも有りということを肝に銘じなければ。

懸賞当選

配達先のお客がその雑誌の懸賞で、競争率の高い特賞のデジカメが当たった。 『ラッキーでしたね。良く当たりましたね。』 日頃から懇意にしてもらっている。会社を経営しているが景気も良さそうだ。 やっぱり運気が強いのか。しかしよく見ていると、従業員に…

図書券のいいところ

昨日、図書券の悪口を書いたので、良いところも。 子どもは図書券をもらってうれしいけど、なんといっても貰ったのが図書券だと、親に取り上げられにくいという利点がある。 現金だとせっかくのお祝い等が、取り上げられた上に生活費全般に化けてしまう可能…

なんてったってもらう側は、図書券や商品券よりも現金の方がいいに決まっている。

図書券のこと

シーズンたけなわの図書券、図書カード。手軽で重宝な贈り物としてよく売れる。 町内会、子ども会を始め、いろいろな組織で余った予算の使い道としても、年度末はよく売れる。よく知られているが 書店はあまりおいしくない。手間がかかる上にマージンが5パ…

ポケットモンスターファイアレッド・リーフグリーン

やっと出た待ちに待った攻略本。注目度抜群。どんどん売れる。 ゲームソフトなのに、攻略本やマニュアルはやっぱり紙の本なんだよね。 ソフトの発売(1/29)から遅れること約50日、単価はソフトの5分の1以下。 なんかワリに合わないなあ。 でも、こどもた…

「これ買って」「家におんなじのあるじゃない」「ないよー買ってよ」

微妙に違うものなんだけど、親にはみんな同じに見える。こどもの方が正しい場合が多い。但し親に買うつもりが無い場合、親がとぼけている。 たとえ家に同じものがあっても、こどもがまた買いたくなる本は、その子に大きなインパクトを与えている。ここはこど…

マニア受けする本

小規模書店も『専門店化しないと生き残れない。』と言われ、一時、ほかでは置いていない本を仕入れたりしてみた。 来店する客層に合わせ、いろいろ考えて棚を作ってみた。確かに売れるには売れたが、商圏の狭さからか売り上げは大して伸びない。 結局、金太…

私闘

かたや『言論の自由』を、かたや『プライバシーの侵害』を掲げてはいるが、結局公の場で喧嘩をして、見物人から金を取るようなもの。 それぞれの本音、事の本質が他にあるのは見え見えだ。 親の代からの私闘をここで引っぱり出してくるなと言いたい。つまら…

どうする

週刊文春2004年3月25日号 /3月17日発売 / 定価320円(本体305円) 長女の記事で文芸春秋に出版禁止命令 田中真紀子元外相が「掲載予定の長女に関する記事はプライバシーの侵害」として、17日に発売される週刊文春の出版禁止を求めた。 裁判所は「切除又は…

病棟にて

毎日のように病院で寝たきりの患者さんにも、本や雑誌を届けている。 彼らは体が不自由だけれども、本や雑誌、CDやDVD、ゲーム、パソコンなどに詳しい。 いい加減な返事や仕事をすると鋭いツッコミもある。ある意味、一般の客より目も肥えているし、購買の頻…

パソコンとお年寄り

パソコンを習得熱は相変わらず高い。 特に高齢者がとても熱い。 ディアゴスティーニの『週刊 Let's ! PCライフ』3/9創刊 (創刊号は特別定価:290円、2号以降は、1冊:560円)は、随分同種のものが発行されていても、人気は根強い。 まわりを見渡すと、多く…

本は高いか

本の値段が高いと思ったら、本屋はできない。 でも大多数のお客は高いと思っている。安売り量販店の思想が蔓延し、『本はなぜダンピングがないのか』と多くの人が思っている。 本には定価があるけれど、『本に値段をつけるのは、あなたです。』とお客には言…

つまみ食い 2

つまみ食いは贅沢だ。昔は「いけないこと」だったけど。 でも現在、これだけ豊かで情報が溢れている世の中だと、つまみ食いでないと量やスピ−ドについていけない。『全部読めない』のもしょうがない。 だから価格の安いエンターテイメントでもある本で、思う…

つまみ食い 1

『買っても読まないから。』 『本がいっぱいあってねえ。整理つかないよ。』などと言って、躊躇している お客も多い。買う気はあるお客だ。ただ本を他の物と混同している。 本は物であって、物ではない。器はあるが、本質は中身で形はない。装丁も大事だけど…

高校受験用学参不振

公立高校受験も終わり、公私立の2次募集、最終募集の時期になった。 今年は特に高校受験用学参が売れなかった。公立高校は近年最高の競争率で、落ちる受験生も増えるというのに。 でも受験生の会話を聞いていると、意外に危機感はない。受験校選択の基準が…

週刊ボスト

「ぼくドラえもん」の激売れ、品切れ状況の記事が大きな写真で載っている。これって自社の自慢記事か。そしてさらに煽る気か。おいしさを求めるのはいいけど、あざとすぎないか。 小学館から見込み違いで、「ぼくドラえもん」創刊号が手に入らなかった読者へ…

文芸春秋

今月号は芥川賞2作を読んでの著名人感想文特集。おいしかった先月号を再び味わえる。 無駄がないなあ。でも売れ行きはいまいち。受賞作家のグラビアをまじえた追跡レポ−トのほうがいいんじゃないか。みんながもとめているものは他にあるじゃないか。でも他…

身近な存在と張り合う気持ち

本を買う動機の中で大きなウエイトを占めているな、と感じるのは、買い手側の「身近な存在と張り合う気持ち」だ。 友達や近所、親戚等の情報、いわゆるクチコミによって、メラメラと買う気がおきて、「よし私も。」と購入に至っている、と思えるお客の気分が…

回復するのか

景気はお寒い状況が続いて久しいけど、株は上昇ホントにするのか。ここのところお客の財布の紐がちょっと緩んできたような気もする。 おおきな投資やレジャーはしないけれど、身近な所にちょっとだけお金を落としているからか。 書店としてはチャンス。自分…

たそがれ清兵衛

アカデミー賞ノミネートに加え、テレビ放映(地上波)され、再燃。 「指輪物語」も絶好調。 原作、映画ともいい作品なんだから、きっかけさえあれば支持されるに決まっているよね。 注目されなくて埋もれているアイテムが書店にも溢れている。20万とも30万…

カードキャプターさくら

4月から再放送される「カードキャプターさくら」が各種配本された。 新装版も刊行中だし、 カードキャプターさくら 新装版(1) 1 (ピースKC) 著者: CLAMP 本体価格: \952 講談社ISBN:4063645568 しかけが早い。 作品として できがいいのは認め…